As Everything Moves

2013年12月5日 ー 12月7日

Meinblau e.V. / ベルリン

© Laura Gianetti

 

本展覧会は翻訳者としてのキュレーターの使命を強調しながら、そのようなアプローチを再配置することでいかに芸術作品自体に存在する複層性を明らかにし拡張することができるかを探求するものだ。もっとも根源的な意味において、翻訳とはある言語を他言語へと転換することである。翻訳された結果は原型の本質を維持しようと試みるが、それでいて必然的に自らの生命を獲得し独り歩きしてしまう。同じ対象や事物、概念に対して複数の解釈可能性を常に仄めかしている翻訳行為の過程は芸術分野へ変換可能である。すなわち、「反復」「脱構築」「再構成」「体系化」の行為であり、これら主題は本展の5人のアーティストAndrea Canepa、Saskia Noor van Imhoff、Jacob Kirkegaard、Maria Lucrezia Schiavarelli、Sam Smithの実践に現れている。本展覧会では、従来美術作品と判別されないモノが美術作品への解釈の媒体、つまり翻訳者となり、多様に解釈可能な複層性とその潜在性を映し出す。

キュレーション

Laura García M-T, Rebecca Howard, Kirsi Hyötylä, Clara Meliande, Miwa Negoro, Emanuele Rinaldo Meschini, Judith Öfner, Charlotte Rousseau, Elisa Rusca, Vincent Surmont and Maria Veie

*At the opening on 5th December 2013 the visitors have the opportunity to try specially commissioned gin cocktails by artist and ginmaker Marcus O’Shea.