my grammar and (y)ours?は、身体のパフォーマティブな特性と向き合い、他者や異物との相互依存性の中で、声を発し、ジェスチャーを通して力に抗う公共圏としての身体性を探求する試みである。4組のアーティストによるコレオグラフィー、ライティング、パフォーマンス、彫刻、映像作品を通して、横断的な文化の身体表象に着目し、地理政治から複雑に絡み合う社会のメカニズムに切り込んでいく。クイン・ドンと新井麻弓 + ニナ・ウィリマンが、ものの移動と文化の混在性をユーモラスに表現する一方、ヤム・ワンは言語構造への関心を通して異文化における同一化と意味付けにまつわる問いに挑み、またステファニー・クノーベルは、コロニアルな綿花生産からテキスタイルとテキスト、そして呼吸する身体をつなぎ、新しい主体のあり方を探る。